日系アメリカ人:
調査データのスナップショット
These data snapshots are drawn from Pew Research Center’s in-depth research portfolio on Asian Americans. To learn more, visit our Asian Americans topic page.
U.S. Census Bureauのデータによると、2022年現在、アメリカ合衆国在住の日系アメリカ人の人口は120万人を超え、同国のアジア系アメリカ人人口の約5%を占めています。日系アメリカ人の半数近くが、カリフォルニア州(29%)とハワイ州(16%)の2州に住んでいます。
日系アメリカ人は、アメリカのアジア人のなかで移民の割合が比較的低いことで際立っています。移民がわずか25%であるのに対し、アメリカ生まれは75%です。
2022年度の日系アメリカ人世帯の所得中央値は$90,000で、これは、日系アメリカ人を世帯主とする世帯の半分がこの金額より多くの所得があり、もう半分はこの金額を下回ることを意味します。この金額はアジア系アメリカ人世帯全体での所得中央値($100,000)を下回ります。
7,006人の米国在住の成人アジア人を対象にした全米規模のPew Research Centerから得た日系アメリカ人の意見と体験に関する主要事実をここに報告します。この調査は2022年と2023年に実施され、294名の日系アメリカ人が回答者として参加しました。
アイデンティティ
日系アメリカ人 は、他のアジア系アメリカ人グループとは異なる方法で 自己を表現しています。約3分の1(34%)が「日本人」または「日系アメリカ人」と自身を表現することが最も多く、20%の人が「アメリカ人」、39%の人が自身を「アジア人」または「アジア系アメリカ人」と表現することが最も多いと回答しています。
米国の上位6つのアジア出身グループでは、成人日本人は民族のみ(14%)または民族と「アメリカ人」という名称(20%)で自己を表現する割合が比較的低いことが顕著です。
14%の日系アメリカ人が、アジア人以外の人に対して自分が継承する文化を 隠したことがあると答えているのに対し、アジア系アメリカ人全体ではこの回答は20%になります。
米国と日本に対する見方
成人日本人は、アジア系グループのなかで、祖国に対して好意的な意見を持っている割合が最も高いグループです。92% が日本に対して好意的で、63%は 非常に 好意的な意見を持っています。
また、日系アメリカ人はアメリカに対してもほとんどが好意的な意見を持っています。約10人に8人(79%)が好意的で、うち48%は 非常に 好意的な意見を持っています。
アメリカンドリームの達成
約10人に4人の日系アメリカ人(39%)が アメリカンドリームを実現したと回答しています。10人に3人が、これを達成する過程にいると答えていますが、31%はアメリカンドリームは達成不可能だと答えています。
宗教
日系アメリカ人の47%は 無宗教です。日系アメリカ人の4分の1がキリスト教信者で、11%は福音派プロテスタント、10%が福音派以外のプロテスタント、3%がカトリックであると自己を表現しています。19%の人が仏教徒であると回答しています。
写真:Genna Martin/San Francisco Chronicle撮影、Getty Images出典
この分析は、米国の6大アジア出身グループを含む、アジア系アメリカ人のアイデンティティ、意見、体験を探索する7部門で構成される分析シリーズの1つです。これらの分析でのアジア系アメリカ人には、アジア以外の人種またはヒスパニック系民族の単独または混合で、自身をアジア人と表現する人を含みます。
このシリーズで取り上げる6つのアジア出身グループは、中国、フィリピン、インド、日本、韓国、ベトナム系のアメリカ人で、アジア人種単独、またはアジア以外の人種または民族との組み合わせとして自己を表現する人を含みます。このシリーズでの成人中国人には、自身を台湾人と表現する人は含みません。Pew Research Centerによるアジア出身グループの人の姿勢と特徴を調べるその他の分析では、異なる定義を使用することがあるので、直接比較することはできません。
この分析は2つのデータを基にしています。1つは2022年7月~2023年1月にPew Research Centerによって、7,006人の成人アジア系アメリカ人回答者に6か国語で実施された調査です。同研究所では米国のアジア人人口の多様性を調査するために、中国、フィリピン、インド、韓国、ベトナム人の人口をオーバーサンプルし、多数の調査対象者を募りました。この国々はアジア系アメリカ人の5大出身グループです。調査ではまた、日系人の調査結果を報告可能にするのに十分な、日本人と自身を表現する成人のサンプルも含みます。詳しくは、調査方法をご参照ください。調査方法.
2つ目のデータは、University of MinnesotaのIntegrated Public Use Microdata Series (IPUMS)から 提供された、U.S. Census Bureauによる 2022 American Community Survey(ACS)に基づきます。
Pew Research CenterはPew Charitable Trusts下にあり、主な資金を同財団から受けています。同研究所のアジア系アメリカ人のポートフォリオは、Pew Charitable Trustsから資金を受けています。同財団は、The Asian American Foundation、an advised fund of the Silicon Valley Community FoundationであるChan Zuckerberg Initiative DAF、Robert Wood Johnson Foundation、Henry Luce Foundation、Doris Duke Foundation、The Wallace H. Coulter Foundation、The Dirk and Charlene Kabcenell Foundation、The Long Family Foundation、Lu-Hebert Fund、Gee Family Foundation、Joseph Cotchett、Julian Abdey and Sabrina Moyle Charitable Fund、Nanci Nishimuraから寛大な寄付を受けています。
また、この調査実現のための思慮深いリーダーシップと貴重な支援をいただいたLeaders Forumにもお礼を申し上げます。
調査を推進するために利用した戦略コミュニケーションキャンペーンにより、Doris Duke Foundationからの寛大な支援を受けることができました。